”だが、もし私の推理が正しいなら” ポアロは思った。”いや、つまるところ私は正しい。当然だ。正しさが私の習慣だから!”
内容
名探偵エルキュール・ポアロ物
資産家の葬儀の後で、財産分与は公平でめでたしめでたしと思ったら、空気読まないやつが爆弾発言、そして当然起こる殺人事件
感想
・登場人物が多い
・ほぼ全員動機あり
・ほぼ全員犯行が可能
この状態で話が進んでいくため、おいおいアガサ女王だいじょぶか? これ面白くなるのか? と思いながら読む。
ところが解決篇、あ、あざやかぁ、、、なんという切れ味、、、登場人物も読者も完全にやられてるやんけ
女王陛下、不敬な発言お許しください、なにとぞ、、、
読んだきっかけ
下記の、電子書籍アガサクリスティーセール(現在は終了)に応じて、斜線堂先生と阿津川先生が揃って挙げていたため読みました。
8,「葬儀を終えて〔新訳版〕」 https://t.co/4oFyRikrVf 葬儀が終わった直後に「だって彼って殺されたんでしょ?」という、流石にお前それは駄目だろということをいい大人が発言し、案の定後日そのいい大人が殺される。新機軸の死亡フラグだな、と思っている内に操られる。伏線があまりにも上手い。
— 斜線堂有紀 (@syasendou) 2021年2月26日
葬儀を終えて アガサ ・クリスティー https://t.co/4Zmp9cyTBk @amazonJPより
— 阿津川辰海 (@tatsumi2017) 2021年2月26日
「だって、リチャードは殺されたんでしょう?」その一言が放たれた瞬間、ありふれた葬儀後の会合は本格ミステリの舞台となった。鮮やかな伏線、ミスディレクション、真犯人。名品揃いのポアロものの中でも飛び切りの傑作
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「死との約束」★★★☆☆
「カーテン」★★★★★