積みは快楽だ 社会人編

読書その他の雑記

2020-01-01から1年間の記事一覧

【感想】これが華文ミステリか・・・衝撃&驚愕「13・67」陳浩基

13・67 上 (文春文庫) 作者:陳 浩基 発売日: 2020/09/02 メディア: Kindle版 内容 香港を舞台とした警察小説ミステリ 感想 華文ミステリ? 読んだこと無いけど、ミステリ先進国の日本の作品と比べたらどうせ・・・傑作じゃねーか! 激動の時代にあっての警察…

【感想】なんでこれ7冠なの納得いかなーい「カササギ殺人事件」アンソニー・ホロヴィッツ

カササギ殺人事件 上 (創元推理文庫) 作者:アンソニー・ホロヴィッツ 発売日: 2018/09/28 メディア: Kindle版 内容 クリスティーオマージュの作中作と、作中作をめぐるごたごた 感想 「本ミス」「このミス」「読みたい」他、ランキング7冠! 続く他作品もラ…

【感想】新たなループ物の傑作、一人用SF人狼「グノーシア」

グノーシア|オンラインコード版 発売日: 2020/06/02 メディア: Software Download 内容 一人用、SF人狼ゲーム 感想 話題のゲーム、クリアしました。146周でクリア。 人狼=グノーシア、占い師=エンジニア、等の言い換えがあるものの、基本的に人狼。最大15…

【感想】野心作か失敗作か、実験的で挑戦的でメタでアンチな唯一無二の怪作「虹の歯ブラシ」早坂吝

虹の歯ブラシ 上木らいち発散 (講談社文庫) 作者:早坂 吝 発売日: 2017/09/14 メディア: 文庫 内容 探偵上木らいちが遭遇する、虹の各色に対応した事件 感想 エロミスと言われるように特殊な手掛かりとそこから犯人を導くロジックも独特の良くできたミステリ…

【感想】なるほどとオチのつく、ある意味「侘び寂び」ミステリ短編集「夜の冒険」エドワード・D・ホック

夜の冒険 現代短篇の名手たち8 作者:エドワード D ホック 発売日: 2014/12/29 メディア: Kindle版 内容 ほぼ千の短編を書いたホックの自選ノンシリーズ短編集 フレミング刑事最後の事件 引退を宣告された刑事が臨む最後の事件 くされ縁 慎重派軍人とヒャッ…

【感想】いまいちすっきりしなくて残念「幽霊が多すぎる」ポール・ギャリコ

幽霊が多すぎる (創元推理文庫) 作者:ポール・ギャリコ 発売日: 1999/08/19 メディア: 文庫 内容 心霊現象が続く屋敷に心霊探偵が調査に訪れる 感想 「他ジャンルの作家が書いた、唯一のミステリ!」そういう売り文句に私は弱いのだ、が、これはいまいち。 …

【感想】挑戦的な意欲作に驚愕と困惑「〇〇〇〇〇〇〇〇殺人事件」早坂吝

○○○○○○○○殺人事件 (講談社文庫) 作者:早坂吝 発売日: 2017/05/12 メディア: Kindle版 内容 孤島で起こる殺人事件。一体この殺人事件の「タイトル」は? 感想 「タイトル当て小説」って何? と思うが、事件そのものが超難易度高いからせめてタイトルだけでも…

【感想】嘘つきは不動産屋のはじまり?「正直不動産」大谷アキラ, 夏原武史, 水野光博

正直不動産(1) (ビッグコミックス) 作者:大谷アキラ,夏原武,水野光博 発売日: 2018/01/12 メディア: Kindle版 内容 バリバリやり手の不動産営業マンが、ある日突然嘘がつけない正直体質になってしまう。不動産お仕事漫画。 感想 以下のめちゃコミのサンプ…

【感想】奇遇だな私もカーが好きなんだ「第四の扉」ポール・アルテ

第四の扉 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 作者:ポール アルテ 発売日: 2018/08/21 メディア: 文庫 内容 交霊会で密室殺人! 「フランスのディクスン・カー」が書く長編ミステリ 感想 不可能状況で起こる殺人また殺人、謎また謎、最後の最後の気の利いたしかけ。い…

【感想】期待値高すぎ問題?「白銀の墟 玄の月」小野不由美

白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記 (新潮文庫) 作者:小野 不由美 発売日: 2019/10/12 メディア: 文庫 内容 不死身の賢王が治める国を描いた異世界ファンタジー「十二国記」の18年ぶりの新作長編 感想 「十二国記」が超面白いのは今さら語りませんが、続刊が途…

【感想】特殊設定ミステリのお手本「屍人荘の殺人」今村昌弘

屍人荘の殺人 (創元推理文庫) 作者:今村 昌弘 発売日: 2019/09/11 メディア: 文庫 内容 大学のミステリ愛好会の探偵とワトソンは脅迫状の届いた映像研の合宿に参加するが、そこで殺人事件に遭遇する。衝撃の特殊設定のクローズドサークルミステリ。 感想 久…