積みは快楽だ 社会人編

読書その他の雑記

【感想】同じ趣向が続いてつらい「クリスマス・プレゼント」ジェフリー・ディーヴァー

内容

リンカーン・ライムシリーズ(長編)で有名なジェフリー・ディーヴァーどんでん返しがメインの短編集

感想

うーむ、リンカーン・ライムシリーズはすごい面白いので、期待大で読み始めましたが、きっつかった、、、いやだって大体の短編が似たような趣向だし、ひねりは少ないし、、、もちろん光るものはあるけど、お前はそんなレベルの作者じゃないだろ、、、

続きの短編集あるけど、買えないなあ、おとなしく長編に戻ります

ディーヴァー読んでみたいなーって方は、本作はスルーして「コフィン・ダンサー」(ライムシリーズ2作目)から入るのがオススメです。犯人がすごいし、ミスリードもバシッと決まる。

【感想】超純粋ミステリ「アリバイ崩し承ります」大山誠一郎

内容

ひたすら容疑者のアリバイを崩す短編集

感想

極論すると、推理小説に人間ドラマとかストーリーとかキャラとか小説としての面白さって謎解きのノイズでしかないんだよねー、とか大学生の私はちょっとだけ思ってました、、、いや、実際ノイズを極限まで削った作品を読まされると、感慨深いな、、、

二冊とも作中ではマジでアリバイ崩ししかやってねえ、それなのにちゃんと面白いし、二冊一気に読んでも退屈しない

これだよ、これこそ推理小説の面白さなんだよ!

え、それなのになんで評価の星4つなのかって?

いや、その、言いづらいんですが、やっぱりノイズも必要なのかなーって、その、、、失くしてはじめて気づいた的な、、、うーん、でもこの小説で時計屋さんとの恋愛とかやられても困るんだよな、、、ノイズがあってもなくても文句言うかも、てへ

【感想】変化球を前に自分のストライクゾーンを探る「変格ミステリ傑作選 戦後篇1」

 

内容

変格ミステリの戦後編(1945~75)

感想

キワモノです。変な小説もミステリも好きだから挑戦! とはいえ、一巻(戦前篇)は読むのつらそうなので、二巻(戦後篇1、1945-75)から

結果はなかなか悩ましい、ちょっと選者と趣味が違うんだよなー、アリ半分、ナシ半分

そもそも変格ミステリってなんだろう? いや、おそらく一巻(戦前篇)には書いてあるのだろうが、、、本格ミステリの定義ですら世界大戦なのに、変格の定義なんて「個人的に変なミステリと感じた」くらいで限界だろう

となると具体例で語るしかなく、収録作でいうと「経営者入門」土屋隆夫変格ミステリの俺定義に一番近いかなー

新しめのだと「○○○○○○○○殺人事件」「その可能性はすでに考えた」あたりが俺変格

www.tsumi-kai.com

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両者とも変、かつ本格、人によっては壁に投げつけるくらい。でも好きなんだよなあ。

考えてみると、直球より変化球のほうがストライクゾーンに入れるのは難しいのだから、自分のミステリ観の再確認には向いているといえる、多分、、、

いや、それだけじゃないな「本格」からはみ出したのが「変格」という私の今までの変格観は間違いで、そもそも「本格ミステリ」が悪くいえば形式主義的で袋小路ぎみで狭量なわけで、、、生命の進化だって突然変異から起こるわけだし、変格ミステリは革新、進化に必要不可欠、「本格」の殻を拡張、破るための試みといえるのだ、そしていつかは「変格」と「本格」の境目はなくなる。その漸近の過渡期が現在であり特殊設定ミステリの隆盛はその象徴するところであるとかなんとか

久々にめんどくさいミステリオタクみたいなことを書いたぞ! どーせ、めんどくさいミステリオタクしか読まないでしょこの本、、、でもめんどくさいミステリオタクには下記の効用があります

・ミステリ観の再考

・上に書いたようなことを考えられるぞ暇人

・「変格」という観点の確立

・今度から変な小説よんだら、入れる棚ができます

戦後篇2、現在篇も買います(出ればね、、、出るよね、、、)

【感想】いままで読んだ全小説の中でワースト一位争い「原因において自由な物語」五十嵐律人

 

内容

いじめがあって人が死んだりとか

感想

今まで小説1000冊以上読んできたけど、ワースト一位候補、、、つまらない理由をあまり長々書いてもしかたないので一言でいえば「出来の悪さ、雑さ」かなあ

ミステリとしてはとても評価できる代物じゃないし、じゃあ小説、物語としてどうかというと、いじめとか小説の意義とかやりたいことは分かるけど、さっぱり伝わってこない。思い付きをそのまま無計画に書き留めていって、どうにか小説の形にいびつに繋いだだけ、としか感じられなかった。

読んでしまった言い訳としては、帯が豪華なんですよ、、、実力派の若手が揃っとる

推薦したお前らの名前、覚えたからな

画像はネットより

原因において自由な物語 帯 推薦文

 

【感想】期待した方向性とは違いました「神の悪手」芦沢央

 

神の悪手

神の悪手

Amazon

内容

将棋にまつわる短編集

感想

将棋は分かりませんが、「ハチワンダイバー」とか「3月のライオン」とか好きなんですよ。天才たちの魂のぶつかり合い、いいですよね。

なので将棋ミステリと聞いて、大いに期待して読み始めましたが、うーん、、、ちょっと方向性が違ったかなあ。ミステリとしてのネタがある作品が多いんですが、そのせいで直球勝負じゃなくて変化球になってしまうんですよね。じゃあミステリ部分はどうなんだと言われると、かなり定義を広めにとったミステリーで、驚きとかロジック、トリックにあまり重きを置いていない。一人称の主人公が頭の中で勝手に納得してしまって、読者としてはどうも今ひとつ。

少し厳しい評価になってしまいましたが、この作者はもう少し追いかけようという気にはなりました。

【感想】推理小説が好きなのがよく分かる「硝子の塔の殺人」知念実希人

内容

硝子の館に集められたゲストたち、クローズドサークル化、そして殺人事件の発生

感想

オーソドックスな感じの館ものだけど、読み進めていくうちにつのる不安、これちゃんと面白くなるんだろうな、、、

いやいや、解決篇ではあれがあれして、良かった一安心ですよ。

一つ一つの謎のクオリティが高いかというと疑問というか、、、いまいちだけど、、、それはあれがそれでごにょごにょ。そのあたりで厳しい意見も聞きますが、ロジックやトリックよりは物語の枠組みと、推理小説愛とかが評価ポイント。

2021年のミステリランキングでは上位でしょうねえ。

やっぱり本読みを名乗るなら、ちゃんと新刊ギャンブルに参加しとかないとね。これからは新刊読んでくぞー。

Tiktokで本の紹介、再生数ゼロの原因と対策

 

 概要

先日、本を紹介するTiktokerになりました。

 

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 が、なかなか厄介なのが、再生数ゼロのまま伸びない、通称シャドウバン。ここでは私が実際に引っかかった事例と、その対策結果を紹介したいと思います。

 事例1:完全静止画

確実にこれが原因とは断言できないのですが、私は最初は完全にただの表紙一枚絵の動画を投稿して何度も再生数ゼロになってましたが、内容変えずにエフェクトだけかけたら通ったことがあります。実際に、おすすめ動画でも完全静止画の動画は流れてきたことないので、結構効果ありと思います。

事例2:ガイドライン違反

TikTok コミュニティガイドライン

ガイドラインに抵触したらもちろんNGです。最初は本の紹介をするだけなら関係無いかと思いましたが、私の好きな本は内容が物騒なものが多いんだよなあ、、、

もし300円払ってもいいと思うなら、動画のプロモート(有料動画拡散)を最低金額で申し込むと、NG理由を教えてくれます。

事例2-1 戦争に関する配慮すべきコンテンツ

「ガンルージュ」の紹介動画が引っかかりました「敬意を欠いた行為、言葉、戦争を象徴するもの等」だそうです。以下、動画の紹介文

たかが軍の特殊部隊が、主婦と体育教師に勝てるわけないでしょ? 息子達を助けるために、韓国軍特殊部隊をぼこぼこにすんぞ。近距離では銃よりバットのほうが強い、おうそうだな。一見、バカ小説に見えますが、作者は文学賞たくさん受賞してる実力派だから、文章力とか展開の面白さは安心ですよ。

頭をからっぽにして、ヒャッハーしましょう。

続編希望。

ガンルージュ、つきむらりょうえ、のご紹介でした。

うーん、「軍」「ぼこぼこ」あたりかなあ「特殊部隊」がNGだとかなり厳しい

とりあえず、以下に変えて再チャレンジ中

たかが特殊部隊が、主婦と体育教師に勝てるわけないでしょ? 息子達を助けるためなら、特殊部隊も相手にすんぞ。

上記でダメでした。「特殊部隊」NGワード説濃厚。これだと軍関係はほとんどダメかもですね。次は「特殊部隊」を「戦闘のプロ」に変えてみますが、、、うーん、、、。

事例3 Tiktok中国企業

「13・67」陳浩基の紹介動画で、香港と警察を連呼したら当然のNGでしたね、、、

同様の理由で台湾関係も無理だと思います。