積みは快楽だ 社会人編

読書その他の雑記

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

【感想】そして誰もいなくなった後、全員復活 「六つの航跡」 ムア・ラファティ

六つの航跡〈上〉 (創元SF文庫) 作者: ムア・ラファティ,加藤直之,渡邊利道,茂木健 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2018/10/11 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 「そして誰もいなくなった」後、全員復活 内容 クローン技術と記憶の継承で不…

【感想】理由の分かる恐怖 「などらきの首」 澤村伊智

理由が分かるのに、理由が分かるから怖い。そういう恐怖を扱った作品が多い。ミステリの手法を使って書かれていて、「推理」が披露され一応の解釈を得られる。ただし全く事件の解決にならないのが、ミステリ読みには嬉しい悲鳴です。

【感想】完成度の高いお騒がせ系サスペンスミステリ 「殺す風」マーガレット・ミラー

殺す風 (創元推理文庫)作者:マーガレット・ミラー発売日: 1995/06/07メディア: 文庫 「たしか曲がり角はこのへんだったはずだがな」 曲がり角は何ヶ月も前に過ぎてしまったのだ、とチュリーは思った。 感想 死体が出る前の開始50ページですでに面白い。人間…

【感想】ワクワクドキドキテクノロジーSF 「オービタル・クラウド」 藤井太洋

オービタル・クラウド 上 (ハヤカワ文庫JA) 作者: 藤井太洋 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2016/05/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (3件) を見る 内容 舞台は2020年の近未来SF。世界初の民間人宇宙旅行(ISS行き)を間近に控えた地球。だがテ…

【感想】えっちょっとそこで終わるのやめて怖い「奥の部屋」エイクマン

奥の部屋: ロバート・エイクマン短篇集 (ちくま文庫)作者:ロバート エイクマン発売日: 2016/01/07メディア: 文庫 内容 学友 旧友の様子がどうもおかしい。どうやら住んでいる屋敷に原因があるようで様子を見に行くことに・・・ 何と冷たい小さな君の手よ 昔…

【感想】「短編小説」の短編集 「郵便局と蛇」コッパード

郵便局と蛇: A・E・コッパード短篇集 (ちくま文庫) 作者: A.E.コッパード,Alfred Edgar Coppard,西崎憲 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2014/09/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (10件) を見る うすのろサイモン 「うすのろ」が天国を探す話。お…

【感想】軽妙なミステリ短編集(やや小粒)「二壜の調味料」 ダンセイニ

二壜の調味料 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 作者: ロードダンセイニ,小林晋 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2016/11/22 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る 二壜の調味料ほか、スメザーズシリーズ 有名な表題作は見せ方が実に上手い。ワトソ…

【感想】SFミステリと呼ぶのはやめとけ 「鋼鉄都市」 アシモフ

鋼鉄都市 作者: アイザックアシモフ 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2014/09/30 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (34件) を見る 内容 宇宙人の殺害事件を人間の刑事とロボットが捜査する 感想 まず描かれる世界が面白い。ランクで管理された巨…

【感想】幕末版魔界転生 「大東亜忍法帖【完全版】」 荒山徹

「本歌取り」っていうのかこれ? むしろ「デスメタルカバー曲」じゃないのか・・・もとより暴走が売りの荒山先生がブレーキを踏まずに書いた怪作ですね。

海外フィクションの中の謎日本

概要 海外文学を読んでいると時々謎ジャパンが出てくるので、収集しようと思ってエントリを作りました。随時追加予定(2018年10月)。 1943 アメリカ 小鬼の市 (創元推理文庫) 作者: ヘレン・マクロイ,駒月雅子 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2013/01…

【感想】奇妙な味のアンソロジー、トラウマ短編やめて「夜の夢見の川」 中村融編

夜の夢見の川 (12の奇妙な物語) (創元推理文庫) 作者: シオドア・スタージョン,G・K・チェスタトン他,中村融 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2017/04/28 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (9件) を見る トラウマ短編「麻酔」 クリストファー・ファ…

【感想】没頭、熱中、サプライズ「蜘蛛ですが、なにか?」1~9 馬場翁

蜘蛛ですが、なにか? (カドカワBOOKS)作者:馬場 翁発売日: 2015/12/10メディア: Kindle版 内容 女子高生が異世界のダンジョンに蜘蛛として転生して、生き延びるためにモンスターと戦う 感想 すいません。食わず嫌いで、なろう小説なめてました。はい。めっ…

【感想】美醜、妄執、芸術の業「累 かさね」1-14(完) 松浦だるま

累(1) (イブニングコミックス) 作者: 松浦だるま 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2014/01/31 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (3件) を見る 内容 醜いけど演劇の才能がある少女が、キスで顔が入れ替わる口紅を手にして・・・ 感想 累 かさねと…

電子書籍について

最近の読書生活で一番変わったのは、電子書籍で読書するようになったことですね。超便利です。具体的に言うとですね メリット かさばらない 大量に持ち運びできる 欲しいときに即読める セールで安く買える 暗いところで光る 文字の大きさを調整できる デメ…

ブログ開設 2018年10月08日

大学生時代の読書ブログ 積みは快楽だ から5年、復活しました。 以前は小説だけでしたが、今度からは漫画、ゲームとかの感想も書いていきたいと思います。 更新頻度は低いと思いますがよろしくお願いいたします。