ミステリ
デビュー作から特殊設定ミステリ書き続けてきた方丈貴恵ですが、3作目にして「完成」したなという感じで、感慨深いですね。
リンカーン・ライムシリーズはすごい面白いので、期待大で読み始めましたが、きっつかった、、、いやだって大体の短編が似たような趣向だし、ひねりは少ないし、、、
二冊とも作中ではマジでアリバイ崩ししかやってねえ、それなのにちゃんと面白い、これだよ、これこそ推理小説の面白さなんだよ!
キワモノです。変な小説もミステリも好きだから挑戦! 結果はなかなか悩ましい、ちょっと選者と趣味が違うんだよなー、アリ半分、ナシ半分
今まで小説1000冊以上読んできたけど、ワースト一位候補、、、つまらない理由をあまり長々書いてもしかたないので一言でいえば「出来の悪さ、雑さ」かなあ
一つ一つの謎のクオリティが高いかというと疑問というか、、、いまいちだけど、、、それはあれがそれでごにょごにょ。ロジックやトリックよりは物語の枠組みと、推理小説愛とかが評価ポイント。
いや、その「仕掛け」は、ミステリ読者なら誰でも思いつくよ、ところがこの作品は誰にも書けないでしょ。
本作の見どころは解決篇でしょう。 名探偵、皆を集めて、さてと言い。混沌。ポアロは最初から解決言ってやれば良いのに
続々と現れる怪しい宿泊客とその対応、ホテルの裏側なんかを楽しみつつ、予想できない犯人もご用意。キャラクターも魅力的。信じるホテルマンと疑う刑事。
日常の謎って一歩間違えば与太話ですけど、これはわざと与太話感強めでやってますね、、、というか妄言のたぐいなのでは? あ、タイトルに書いてあるじゃん。 それにしても、もう少しインパクトとか切れ味とかぶっとんだ話とか欲しいかなあ、だいぶ物足りない
新人のデビュー作含む特殊設定短編集。光るものがあるかといえば、めっちゃある。面白い。十五秒で死ぬという非常に厳しい特殊設定でよく書けるよなあ。 ただ、お前の実力はまだこんな物じゃないだろ、という気はする。次作が出たら買うけど、惜しいことにか…
透明人間は密室に潜む 作者:阿津川 辰海 発売日: 2020/04/21 メディア: Kindle版 内容 透明人間は密室に潜む 透明人間による殺人の計画と実行。透明人間はどこに潜んでいるのか? 透明人間なら殺人も簡単かと思いきや意外と苦労が多く、そのあたりの設定と犯…
ユージュアル・サスペクツ (字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video 内容 麻薬の運搬船が悪党どもに襲われる だがそこに麻薬はなく、一体どんな背景が? 感想 ミステリ映画。むむむ、感想と評価は難しいなあ。煙に巻くのが趣向の映画に、煙に巻か…
葬儀を終えて〔新訳版〕 エルキュール・ポアロ (クリスティー文庫) 作者:アガサ クリスティー 発売日: 2020/10/15 メディア: Kindle版 ”だが、もし私の推理が正しいなら” ポアロは思った。”いや、つまるところ私は正しい。当然だ。正しさが私の習慣だから!”…
13・67 上 (文春文庫) 作者:陳 浩基 発売日: 2020/09/02 メディア: Kindle版 内容 香港を舞台とした警察小説ミステリ 感想 華文ミステリ? 読んだこと無いけど、ミステリ先進国の日本の作品と比べたらどうせ・・・傑作じゃねーか! 激動の時代にあっての警察…
カササギ殺人事件 上 (創元推理文庫) 作者:アンソニー・ホロヴィッツ 発売日: 2018/09/28 メディア: Kindle版 内容 クリスティーオマージュの作中作と、作中作をめぐるごたごた 感想 「本ミス」「このミス」「読みたい」他、ランキング7冠! 続く他作品もラ…
虹の歯ブラシ 上木らいち発散 (講談社文庫) 作者:早坂 吝 発売日: 2017/09/14 メディア: 文庫 内容 探偵上木らいちが遭遇する、虹の各色に対応した事件 感想 エロミスと言われるように特殊な手掛かりとそこから犯人を導くロジックも独特の良くできたミステリ…
夜の冒険 現代短篇の名手たち8 作者:エドワード D ホック 発売日: 2014/12/29 メディア: Kindle版 内容 ほぼ千の短編を書いたホックの自選ノンシリーズ短編集 フレミング刑事最後の事件 引退を宣告された刑事が臨む最後の事件 くされ縁 慎重派軍人とヒャッ…
幽霊が多すぎる (創元推理文庫) 作者:ポール・ギャリコ 発売日: 1999/08/19 メディア: 文庫 内容 心霊現象が続く屋敷に心霊探偵が調査に訪れる 感想 「他ジャンルの作家が書いた、唯一のミステリ!」そういう売り文句に私は弱いのだ、が、これはいまいち。 …
○○○○○○○○殺人事件 (講談社文庫) 作者:早坂吝 発売日: 2017/05/12 メディア: Kindle版 内容 孤島で起こる殺人事件。一体この殺人事件の「タイトル」は? 感想 「タイトル当て小説」って何? と思うが、事件そのものが超難易度高いからせめてタイトルだけでも…
第四の扉 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 作者:ポール アルテ 発売日: 2018/08/21 メディア: 文庫 内容 交霊会で密室殺人! 「フランスのディクスン・カー」が書く長編ミステリ 感想 不可能状況で起こる殺人また殺人、謎また謎、最後の最後の気の利いたしかけ。い…
屍人荘の殺人 (創元推理文庫) 作者:今村 昌弘 発売日: 2019/09/11 メディア: 文庫 内容 大学のミステリ愛好会の探偵とワトソンは脅迫状の届いた映像研の合宿に参加するが、そこで殺人事件に遭遇する。衝撃の特殊設定のクローズドサークルミステリ。 感想 久…
災厄の紳士 (創元推理文庫) 作者: D・M・ディヴァイン,中村有希 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2009/09/30 メディア: 文庫 クリック: 25回 この商品を含むブログ (20件) を見る 内容 前半はジゴロ視点での軽妙な倒叙サスペンス。「計画」のために金持…
方壷園 (ちくま文庫) 作者: 陳舜臣,日下三蔵 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2018/11/09 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る 内容 方壺園 唐の時代、四方を高い壁に囲まれた「方壺園」(上の書影の建物)の詩人をめぐった密室殺人事件。…
現代短篇の名手たち3 泥棒が1ダース (ハヤカワ・ミステリ文庫) 作者: ドナルド・E・ウェストレイク,木村二郎 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2009/08/21 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 8回 この商品を含むブログ (29件) を見る 「ジョン、お前は泥…
聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社文庫) 作者: 井上真偽 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2018/07/13 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る まったく、何という空理空論。――互いに大法螺の棍棒で殴り合っているようなものである。 …
その可能性はすでに考えた (講談社文庫) 作者: 井上真偽 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2018/02/15 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (4件) を見る 内容 閉鎖的な新興宗教の村で集団死事件が発生。唯一の生き残りの少女は、首を切られた少年に運ばれ…
殺す風 (創元推理文庫)作者:マーガレット・ミラー発売日: 1995/06/07メディア: 文庫 「たしか曲がり角はこのへんだったはずだがな」 曲がり角は何ヶ月も前に過ぎてしまったのだ、とチュリーは思った。 感想 死体が出る前の開始50ページですでに面白い。人間…