積みは快楽だ 社会人編

読書その他の雑記

えっちょっとそこで終わるのやめて怖い「奥の部屋」エイクマン

奥の部屋: ロバート・エイクマン短篇集 (ちくま文庫)

奥の部屋: ロバート・エイクマン短篇集 (ちくま文庫)

内容

学友

旧友の様子がどうもおかしい。どうやら住んでいる屋敷に原因があるようで様子を見に行くことに・・・

何と冷たい小さな君の手よ

昔の彼女に電話したら見知らぬ女が出た。電話越しでしかない相手にだんだんと魅かれていって・・・

奥の部屋

少女が誕生日に大きく精密にできた人形の家をもらう。それから何度も悪夢を見る。どうやら人形の家には隠された奥の部屋があるようだった。その後父親が売り払ってしまい、大人になって人形の家のことはすっかり忘れていたが、ある日・・・

感想

前ふりの平常な世界の描写がうまくてスッと作品に入りこめてしまう。そして何かに段々浸食されてきて、飲み込まれかけたところで唐突に終わる。曖昧だが強い恐怖感が残る。
視点人物が冷静に浸食されるのもヤバいし、大抵生存してるのも逆に嫌な感触だ。死んでくれたほうが、かえって怖くないのにな。 
帯にホラーって書いてあって良かった ホラーという枠組みに押し込んで封じてしまってようやく安心できる