内容
閉鎖的な新興宗教の村で集団死事件が発生。唯一の生き残りの少女は、首を切られた少年に運ばれて救われたというが・・・。「奇蹟」を求める探偵があらゆる推理を否定する。
感想
80ページという高速で事件が終了、あとは延々推理合戦というすごいミステリ。ど派手な敵キャラが次々と現れ、奇抜な推理を披露する。
推理を披露するときかっこいいトリック名を付けるのは笑ってしまう。必殺技かな? とにかく過剰なトリックとロジックとトリビアと傍点とダッシュで、推理のお約束を徹底している。推理小説の遊戯性をとことん追及してアルコール度数96%で酩酊必死だ。
あとは捨て推理をどれだけ楽しめるか? につきるかなあ。伏線が捨て推理またはその否定に使われるだけなのが多いのも仕方ないといえば仕方ない。
挑戦的な姿勢はすごく好感なので、次の「聖女の毒杯」も読みます。評判良いし。
追記:読みました↓