積みは快楽だ 社会人編

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【感想】どうしてこうなった状況が楽しいユーモアクライムノベル 「泥棒が1ダース」ドナルド・E・ウェストレイク

 

 

「ジョン、お前は泥棒なんだぞ」「今回は違うぞ!」

内容

愚かな質問には

泥棒が泥棒のコンサルタントを頼まれる。誰が誰を出し抜いたのか、まさに泥棒のプロの鮮やかなお手並み。

悪党どもが多すぎる

泥棒が銀行の金庫室までトンネルを掘ったら、そこには銀行強盗の人質が! どうしてこうなった。

真夏の日の夢

無実の泥棒が泥棒扱いされる話。いや泥棒だけど泥棒してないんすよ冤罪なんすよ。

芸術的な窃盗

泥棒仲間が画家に転職。話題作りのために自分の絵を盗んでほしいと頼まれる。

感想

泥棒のプロ、ドートマンダーさんが悪戦苦闘する短編集。有能なのにやたら不幸な状況におかれて笑ってしまう。それでも大抵はきっちり儲けをだしているのはかっこいい。軽快でユーモラスだし人は死なないし笑顔で読めるクライムノベル、楽しい。

ウェストレイクは初めて読みましたが、ドートマンダーさんは長編もたくさん出てるみたい。新刊で入手可は少ないけど、探して読もう。