積みは快楽だ 社会人編

読書その他の雑記

幻想的な酩酊感 「少女地獄」 夢野久作

 

少女地獄 (夢野久作傑作集) (創元推理文庫)
 

惜しがる程の一生じゃない。恥かしがる程の名前でもない。親も兄弟もないんだからね。但し・・・・・・タッタ一人君だけは、僕を惜しがってくれやしないかと思っている。

 死後の恋

死後の恋の話を信じてくれという怪しい男の話を聞くことに。軍人の友人が実は貴族のうまれなのではないか・・・

戦場の雰囲気と怪しい話と怪しい報酬、壮大なスケール、そして悲劇。 傑作。

氷の果て

兵卒の男がのんびり任務をしてると、陰謀劇にまきこまれ・・・後半は一大絵巻物語、一緒に旅をしている気分。後半をもっと書いてくれよお。ペース配分かたよってるよお。

少女地獄

何んでもない

うそつき少女大暴れ。うそをついたら隠すためのうそを隠すためうそを・・・遺書もきっと嘘。

火星の女

のっぽ少女大暴れ。復讐。ずいぶんとマア手の込んだ復讐じゃないか。

全体的な感想

さすが夢野久作の文章は妙なリズムの酩酊感で魅せてくれる(ただし読んでて疲れる)

収録短編は全部人が死ぬ。悲劇的な死が多いんだけど華がありますね。次は新潮文庫でも

死後の恋: 夢野久作傑作選 (新潮文庫) が出たのでそっちも読もうかな。