- 作者: エリック・マコーマック,増田まもる
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 2011/01/25
- メディア: 単行本
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内容
ある田舎町に水文学者と名乗る男がやってくる。その後、町では次々と人が死んでいき、新聞記者がその真相を探るために住人を取材する。
感想
初マコーマック。疲れた。
基本的にはミステリの筋立て。明かされる真相は特殊で、今まで胸糞な真相やつまらない真相の小説はいくつも読んできたけど、そういうのとは違う「知らないほうが良い真相」は初めて。決して悪い意味ではない。
結局「真相」かどうかも定かではないし、「知ること」というのは暗闇を照らすものではない不気味なものという小説かなあ。
しかし解決編?にたどりつくまでの道中はひたすら不気味で陰鬱なインタビューが続き、のめりこむけど楽しめないという感覚。長編でエンタメ要素がないのはなかなかの徒労感。あー疲れた。次マコーマック読むとしたら短編にします。