積みは快楽だ 社会人編

読書その他の雑記

「夜の夢見の川」 中村融編

 

奇妙な味のアンソロジー

トラウマ短編「麻酔」 クリストファー・ファウラー

アンソロジーの一作目って非常に重要ですよね。本の方向性を示して、読者に次を読む気を起こさせるとても大事な役割を持ちます。

なのになんでトラウマ短編をトップにもってくるのおおおおおおお やめてえええええええええええ

「大都会の真ん中に空いている地獄への入口」というのはまさにその通りで、知ってしまったらもう絶対離れられない恐怖を見つけて他人に植え付ける著者。あとそれを拡散する編者。お前ら許さんからな。少しはユーモラスなところがせめてもの救いか。

本全体について

色々な不思議な読後感を残す短編が多い、のだが・・・かすかな余韻程度では上記の「麻酔」に勝てないため若干印象が薄い。その中ではやっぱり最後の「夜の夢見の館」カール・エドワード・ワグナーは良いですね。闇の中を逃亡して温かな屋敷にたどり着くがそこは・・・というやつで、主人公と一緒にめまいのする雰囲気に没入できる良作です。

次に買う本

さて、アンソロ読了後の恒例の儀式、次に買う本決めだけど、ワグナーはまとまってないなあ、「白昼の闇」ファウラーはどうしようかな、買いたくないけど見かけたら買おうかな。